「サッカースパイクは何歳頃から履くべきなのか」
疑問に思う方も多いかと思います。
周りでスパイクを履いている子が増え、そろそろ変えた方がいいのかなと焦る気持ちもあるかもしれません。
元サッカー選手として、そして実際に少年団のコーチをして感じたことを含め、
スパイクデビューについてお伝えしていきます!
Contents
サッカースパイクを履くタイミング
結論から先に伝えると、
成長スピードにより個人差がありますが、小学校高学年以降が最適かと思います!
スパイクを履かなくても問題なくプレーできているようであれば、中学生からでも全く問題ありません。
スパイクを履くまでは基本的にトレーニングシューズでプレーします!
高学年が望ましい理由
主に3つの要因があります。
・足の筋肉や骨の成長が安定してくる
・ボールタッチや基礎的な動きが身についてくる
・試合や練習の強度が上がり、スパイクの必要性が出てくる
ここから、スパイクとトレシューの特徴を詳しく見ていきます!
トレシューとスパイクの違い


トレーニングシューズ
トレーニングシューズとは、足裏に小さな凹凸があるサッカーシューズです。
裏面の凹凸が地面を掴み滑りにくいうえに、スパイクよりもクッション性があるので足への負担が少ないシューズになっています。
スパイク
スパイクはスタッドと呼ばれる大きな突起が足の裏面についているシューズのことです。
(ポイントとも呼ばれています)
スパイクのメリット・デメリット
スパイクを履くことにはもちろん、メリットもデメリットもあります。
「今」スパイクを履くことが、有益なのかリスクが高いのかを見極めてみてください
メリット
・ボールが強く蹴れる
・走るのが速くなる
・芝生や雨天時は特に、滑りにくく急加速や急停止がしやすい
・ターンや切り返しがスムーズ
デメリット
・身体が未発達であると足への負担が大きい
・グリップが強く怪我しやすい
→自分が怪我をするだけでなく、相手に怪我をさせてしまうリスクもあります
怪我をしてしまいサッカーができなくなってしまうことはとてももったいないです。
まずは楽しくサッカーができる方法を一番に選択してみてください!
私が教えていた少年団の子たちは、芝生の時はスパイク、土の時はトレシューという使い分けや、少年団とクラブで使う靴を分けるなどの工夫をしていました!
低学年にトレシューを勧める理由
・小さいサイズのスパイクがない
・スパイクは紐靴しかないため、靴紐が結べないもしくは結んでもすぐに取れてしまうことがある
・グリップ力が適度で安全性が高い
・地面をしっかり蹴れて、走りやすい
・足への負担が少ないのでケガ予防にも◎
裸足に比べてスパイクは約10倍、トレシューとスパイクは約5倍もかかるんです
直接怪我にならなくても、負担が蓄積され、オスグットやシーバー病、疲労骨折、外反母趾等の慢性的な怪我を生む原因になってしまいます
土でプレーする場合は、スパイクもトレシューでも滑り具合があまり変わらないです。
固い土の上ではむしろ、スパイクの方が足が痛くなってしまう可能性があります。
この時期は、「スパイクを履くこと」よりも、
思い切り走ったり、ボールに慣れることが一番大事です。
スパイクデビューのチェックポイント

・チームでスパイクが必要と言われた
・グラウンドが土や天然芝など滑りやすい環境になった
・プレースタイルが変わってきた(ポジションが決まってきた等)
・足のサイズが急激に変わらなくなってきた
最初はスパイクとトレシューを並行し使い分けていくのもいいかと思います!
まとめ
スパイクデビューのタイミングは、
小学校高学年以降、もしくは中学生を推奨します!
小学生のうちは無理に早くスパイクを履く必要はありません。
トレーニングシューズとスパイク、それぞれに特徴がありメリットデメリットがあります。
「そろそろスパイク履いたほうがいいのかな?」と迷ったら、コーチに相談してみてもいいと思います。
大事なのは、成長段階に合ったシューズ選択をすることです!